いま、一人ひとりのゲノムの特徴を考慮した医療(ゲノム医療)が少しずつ実現しています。私達はこれまでに、ゲノムの個人差を網羅的に解析することによって、さまざまな多因子疾患(複合疾患)・単一遺伝子疾患の発症や薬の効果・副作用などに関わるゲノム多型・変異を探索して来ました。これらの成果に基づいて、治療薬/治療法を選択し、疾患に対する個人の遺伝的リスクを推定できるようになりつつあります。また、これらのゲノム医科学研究の成果がより広く活用されるために、公的データベースを構築し整備する活動にも参加しています。このような研究活動を通してゲノム医療の発展に貢献します。
令和2年5月15日
徳永勝士
ゲノム医科学プロジェクト戸山プロジェクト長
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